アジア映画

【マニア厳選】超絶おすすめな韓国映画 あなたの映画観をぶっ壊してくれること間違いなし

こんにちは、Genaです

韓国映画がなにやらすごいという噂を聞いた人もいるんじゃないでしょうか?

そうなんです、映画好きの中でもコアな韓国映画ファンって一定多数いるみたい

それには理由があるんだよ!それを伝えるべく、厳選の3作品をご紹介。

あなたの映画観をぶっ壊してくれること間違いなし。


『母なる証明』

私がアジア映画にはまるようになったきっかけ。それはこの映画を観たことだった。

TSUTAYAで何気なく手に取った『母なる証明』

これに度肝を抜かれた。出だしからエンドロールまで、PCの小さな画面に目が釘付け。こんな映画体験初めてだった。

©CJ Entertainment,

あらすじ:漢方を売って生計を立てる母とその知的障害をもつ二十代の息子は、つつましく暮らしている。ある日、二人が住む小さな田舎町で殺人事件が起こる。容疑者として連行された息子の汚名を晴らそうと、母は必至に真相を追及する。あちこちを奔走し、力の限りを尽くした母は、思いもよらなかった真実に出会うことになる。母はその真実を受け入れられなかった。彼女の行動のすべては息子のために。

 

<あなたはこの愛を否定できますか?>
母にとっては立派な身体を持つ成人の息子も、いつまでも守るべき存在に見えるのだろう。

息子役のウォンビンの純粋さと子供っぽさが、真実味を与えている。母親役には韓国の母とも呼ばれる大女優のキムヘジャ。

可愛い息子を守りたい。その一心の母の愛は、道徳や倫理を軽々と超えていく。

どうみても行きすぎた母の愛情があふれる光景にぎょっとする。でも否定できないのがこの映画の憎いところ。私は、それが「普通の母親」っていうものの延長上にある気がしてならない。

でもこれって、アジア圏なら結構わかってしまう感覚じゃないかなぁ。

重厚で緻密な映画。手始めにぜひ。

『息もできない』

©DMZ Comics

あらすじ:借金取りのサンフンと女子高生のヨニは、ある日ふとしたきっかけで知り合い、少しずつつながりを築いていく。過去の苦しみから未だ抜け出すことができないサンフンと、介護と家事、壊れかけの家族のをすべて背負うヨニ。

互いの事情は知らぬものの、家族や愛や暴力といった同じ苦しみの中にいる二人はやが

て互いを必要とするようになっていく。

映画の中盤、サンフンが父親の命を助けようと奔走しているとき、ヨニは父親に包丁で迫られていた。その後、漢江の河原で落ち合った二人は、互いの存在に支えられる。

<矛先をどこにも向けられない怒り。それでも家族を愛してる>

 

韓国映画と暴力って切り離せない関係。最初はうわっ~て感じるけど、いくつか作品を観る中で暴力でしか表現できないなにか、心の痛みがあるんじゃないかと思う。

 

暴力描写を持ってでしか表現できないなにかがきっとある。

 

荒削りだけど、魂が込もってる超骨太映画。韓国映画ってすっげえなって思った。


家族ってなんだろう。矛先をどこにも向けられない怒り。それでも愛してる、みたいな。

(もし暴力的なシーンがすごく苦手だったらあまりおすすめしない〜!慣れてから観ましょう♪)

 

『サニー 永遠の仲間たち』

©ToiletPictures.jpeg

あらすじ

夫や娘に恵まれ、慌ただしいながらも幸せな生活を送っていたイム・ナミは、ある日、母の入院先で高校時代の友人ハ・チュナと再会する。しかし、彼女は癌に冒され、余命2か月と宣告されていた。最期の願いとして高校時代の仲良しグループ「サニー」のみんなに会いたいというチュナの願いを叶えるために「サニー」のメンバーを探す過程で、ナミの人生で最も輝いていた時代の記憶が蘇る。(Wikipedia

 

<蘇れ!幻の青春!>


最高!何度観ても、大笑いして、涙ぐんで、ちょっとだけ元気になれる。これぞ最上級の青春映画!


中年になった現在と、80年代の高校時代を行きつ戻りつしながら展開していくストーリーがお見事。それとキャスティングもうまい!

 

サニーは7人組で、高校時代と中年時代で全部で14人のキャストが登場するわけだけど、本当に雰囲気の似た人を探したのね〜。

個人的には高校生時代のハ・チュナ(カン・ソラ)の大ファンです!

 

ちなみに、高校時代のイム・ナミ役が最年少で、チュナ役はその4歳上、スジ役はさらに4歳上だからナミとは実は8個差!

この2人でお酒を飲むシーンがなぜだがとても気に入ってる。

 

高校時代では民主化運動を背景に、時代の勢いに背中を押されながらサニーの青春が輝く。

どこか懐かしいような、きらきらしすぎてて見てられないような、切なくて、心が思わず一緒に動いてしまう映画。

 

この時代を知らなくても、こんなにまぶしい青春時代を送っていなかったとしても、幻の青春時代が蘇ってきちゃうから不思議。


エンディングはちょっぴり切ないけど、それもまたこの映画の醍醐味かな。

私もこんな素敵な人生を歩みたいなと毎回思う。

 

ちなみに舞台を90年代の日本に移して、日本版リメイクサニーが今年の8月に公開予定。

(主演:篠原涼子、広瀬すず) 比較記事も書いたよ!よかったら読んでね♪

『サニー 強い気持ち、強い愛』オリジナル韓国版との比較!