アジア映画 日常で感じたこと

ミニシアターへ 愛を込めて

ミニシアターが好きだ。

どんなにマイナーそうな作品でも、私以外の観客がいる。

広い世界に潜む仲間を見つけたような気分で、少し嬉しくなる。

 

人気の作品のときは、百戦錬磨のシネフィル(って死語?)に混じって必死に席を取る。

 

みんな開場前から並んでいるし、マナーにもうるさい。

携帯のバイブ、音の出るお菓子、ビニールのカサコソは、大きな劇場と比べて本当に少ないように思う。

 

厳しいルールの中に座って、私は快適に映画を観ることができる。

 

ミニシアターに来ると、みんな映画を愛しているんだなと感じる。

 

とても居心地がいい。

 

 

私はこういう場所で映画を観ることで、たくさんの世界の断片を目にし、失われた物語を覗いて、自分とはまったく視線の違う他者の人生を生きる。

 

教室では身につかない種の教養、日常生活ではなかなかお目にかかれないような優しさ、普段はあまり疑わない正義について、まだ生きたことのないこの先の人生で大切なものとはなにか、

 

たくさんのことを考える時間をもらった。

 

 


 

今、劇場がピンチだ。

 

各劇場がいろんな施策を打っているみたい。

Twitterなどに散らばるこれらをまとめてみた。

 

 

ミニシアター全体への支援方法

クラウドファンディングで金銭的支援

 

※4月13日開始予定

https://twitter.com/MiniTheaterAID/status/1248876345955766272

署名活動

 

 

映画館別の支援方法

ポレポレ東中野 オンラインショップ

 

シネマスコーレ コラボTシャツ

※通販は現在準備中。

 

UPLINK オンラインショップと見放題プラン

 

各ミニシアターの有料会員になる

 

関東のミニシアターの会員の案内は、Filarksさんの記事にまとまっているので、ご参照ください。

映画館を応援する方法【4月30日更新】 | FILMAGA(フィルマガ)
新型コロナウイルスの影響により、映画館に積極的に行くことができない中、映画館(特にミニシアター系)の営業が厳しくなっています。 この状況の中でも、わたしたち映画ファンが映画館を支援できる試みとして、映画館の有料会員になる

 

全国区では入江悠さんのサイトに一覧でまとめられています。

入江悠映画 「全国ミニシアターを応援したい

 

作品と監督を通して支援する

想田和弘監督 『精神0』

 


 

ミニシアターがなくなると、私たちの世界はまたひとつ小さくなる。

視界はまた少し狭くなる。

 

 

自分が大切だと思う世界を、守ろうとしているか。

私、本当はとても腰が重いんだけど、今こそやるべきだと思う。

 

 

都内のミニシアターのTwitterなどをこちらにまとめています。

都内のミニシアターまとめ