日常で感じたこと

Netflixで見つけた我が家

20年の歳月は、皆に何をもたらしただろう。 今の少し影のあるステフを、私はとても好きだ。 明るいアメリカンカルチャーのど真ん中、レンズの前で、少しだけ無理をしているようにも見える。
Trichotillomania

【私の抜毛症記録5】大学生のときのこと

外見至上主義な大学キャンパスに足を踏み入れて、抜毛症が悪化した話 大学入学はスタートラインなんかではない。持てる者たちは社会に出る前の最終仕上げぐらいのつもりで通ってきている。  抜毛症とコミュニケーションの課題を抱え、自分のやりたいことを少しずつ見つけられたらいいな、なんてのんびり思っていた私にはシビアな環境だった。
Trichotillomania

【私の抜毛症記録4】萎縮していた高校と大学時代

私はいつも疲れていて、ストレスが消えず、たぶんうつ病だった。 この頃になるともう頭皮を隠しきることは難しくなっていて、自分の髪は人から見ても変だということを自覚していた。 後ろや上から見られるのが嫌で、だからクラスの席替えで前のほうになるとものすごく落ち着かなかった。
アジア映画

Piece of America 映画『フェアウェル』 中国系移民の家族像について思うこと

華僑の人々について、長い間不思議な感じがしていた。私の長年の疑問は、この映画を見て、ちょっとだけ解決に近づいた気がする。
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【私の抜毛症記録3】不登校と孤独

不登校中は、その頃の私の言葉を借りると、「一生分の苦労の濃縮ジュース」を飲んでいる気分だったらしい。ほんと、あれで一生分が済めばよかったのにね。
アジア映画

思わず騙される!香港映画『贋札王 プロジェクト・グーテンベルグ』の巧みな演出

香港映画『贋札王 プロジェクト・グーテンベルグ』は何層にもストーリーが重なった複雑な映画。それを見事に映像化しているのは巧みな演出があってのこと!演出に注目して分析してみます。
アジア映画

香港映画 『贋札王 プロジェクト・グーテンベルグ』のあらすじ徹底解説

繰り返される映像は、毎度細部が異なり、俳優の入れ替えすら起こっている。 妄想と事実と嘘が複雑なレイヤーを成している今作。 筋書きを細かく整理してみます。
アジア映画

【オタク向け】オスカー受賞作『パラサイト』ポン・ジュノ監督の演出を徹底分析

ポン・ジュノ監督の過去作でも、分かりやすい結論や、問題の解決といったことは起こりません。 例えば、母なる証明で息子の罪を隠蔽した母はその記憶自体を消し、殺人の追憶では連続殺人犯は普通に紛れて姿を隠します。漢江の怪物によって壊された家族は結局はメンバーが入入れ替わっただけで彼らにとっての普通の暮らしにもどっていきます。) でも、ポン・ジュノ監督のことだから、きっと答えを用意しているはず。 パラサイトにおいては、どういう結論でピリオドが打たれているんでしょうか。
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抜毛症の正式な定義

私がはじめて正式な文献を見つけたのは、留学先のアメリカでの心理学の授業でのことでした。 精神障害として登録されていること、教科書にかなりのページが割かれていることにびっくりして、恐る恐る読みました。 ちゃんと知りたいような気もするけど、現実を突きつけられるのが怖かった。 緊張しながら辞書を引きました。
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【私の抜毛症記録2】はじまり

・抜毛が始まった小学生の頃の記憶 ・抜毛癖の子供を持つお父さんお母さんへ